タクシー

【タクシー体験談】何者かに追われている人をホテルまで送った話

お待たせしました〜!
以前書いたこちらの記事の続きです。

タクシーの仕事をしていて遭遇した、やばいお客さんの話タクシードライバーをやっていてると、いろんな人と出会うのでトラブルがつきものです。 今まで、芸能人を乗せることもあれば、薬...

タクシードライバーをしていると、稀に変なことに巻き込まれます。(笑)
と言うより、僕に引き寄せる能力があるのかなぁとか・・・。

実際、話を振り返ってみたら笑い話で済みますが、ほんとその当時は生きて帰れるのかな〜?とか真剣に考えてましたよ。こわい。(笑)
こちとら仕事をしているだけなのに!!?

タクシーを退職する1ヶ月ほど前の話になるので、割と最近ですね。
ちなみにこれが原因で退職したわけではありません。(笑)

何者かに追われている人をホテルまで送った話

深夜の26時頃、生野区にある会社に戻るため、鶴橋駅の辺りから南に進んでいたところ、ある一軒の居酒屋を通り過ぎようとした時に、その居酒屋から1人の男性が僕のタクシーに向かって手を挙げました。
僕はすぐ端に寄せて、その人が来るのを待つ。するとなぜか運転席に向かってきたので、窓を開ける。

お客さん(男)
お客さん(男)
もう1人乗るから待ってくれる〜?
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!

3分ほど待っていると、居酒屋から女性が走ってきた。

お客さん(女)
お客さん(女)
お、お待たせ

この女性、暗くて見えなかったが、近くで見るとアザだらけだ。

実はこの時に直感で、”危険な雰囲気“を感じ取った。
が、気にせず乗せた。というより今更降りてなんて言えなかった。

男性が36歳ぐらいで普通の日本人(通称:ただの男)
女性が30歳ぐらいで暗い感じの日本人だが、顔を見るとアザだらけ(通称:アザ女)

ただの男
ただの男
農人橋にあるホテルに行って欲しいんだけど、何分くらい?
ヒロシ
ヒロシ
だいたい15分くらいですかね〜。急いでる感じですか?
アザ女
アザ女
やばい、怖い(震えた声)
ヒロシ
ヒロシ
??
ただの男
ただの男
後ろの車に追われてるねん、ニイちゃんすぐ車出して
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!

すぐ車を走らせる。
鶴橋駅から千日前通りを走り、谷町筋に出て北上する。
まだ後ろの車が付いてくる。

ただの男
ただの男
後ろの車を撒きたいから遠回りして別の道走ってくれ
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!

北上をやめて、長堀通りを左折した。
すると後ろの車は、僕の車を追わずにそのまま北上していった。

ただの男
ただの男
ありがとう、ニイちゃん。もうゆっくり向かってくれてええよ。

ゆっくり走らせて農人橋の方向へと向かう。
長堀通りを西に走らせ、堺筋で北上をした。

すると1台の車が、僕の後ろを走り出した。

アザ女
アザ女
またきた!!追われてる!!こわい。(震えた声)
ただの男
ただの男
大丈夫や。ニイちゃんどうにかしてくれんか?
ヒロシ
ヒロシ
任せてください。停まって先に行かせますね。(本当に追われてるのか??)

ハザードを焚いて、端に寄せて停まってみた。
僕の車を、普通に追い抜いていった。

僕は気づき始めた。これめんどくさい客だ。

ヒロシ
ヒロシ
お客さ〜ん、何に追われてるんですか?
ただの男
ただの男
あれだよあれ。ヤーさんだ。
ヒロシ
ヒロシ
なんかしたんですか?
ただの男
ただの男
それはすまんけど、言えないことだ
アザ女
アザ女
そんなことより早くホテルに行って!(震えた声)
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!(はよ行ってはよ降ろそ・・・)

アザ女が何度か車がきたぁ・・・。なんて呟いてたがフル無視してホテルまで向かう。

5分くらいして農人橋にあるホテルに着いた。

ヒロシ
ヒロシ
お待たせしました〜!3,800円です〜!
ただの男
ただの男
ニイちゃん、すまん!手持ちのお金なくて、ホテルに財布置いてるんだけど取りにいっていいか?
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!
アザ女
アザ女
1人で車で待ちたくない(震えた声)
ただの男
ただの男
ニイちゃん、ホテルの中までついてきてくれへんか?
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!

3人でタクシーから降りて、ホテルへ向かう。
男がチェックインをしているのだが、ホテルマンとのやり取りを聞いていると、前日に泊まったホテル代も未払いのようだ。

僕は怖くなってきた。もし部屋で監禁されたらどうしよう。

だがその想いよりも、早くお金を回収して帰りたい。という想いが勝ったため
お客の部屋へとついていった。

ただの男
ただの男
ニイちゃん、こんなとこまで来てもらって迷惑かけてごめんやで。
ヒロシ
ヒロシ
お金いただけたらそれでいいですよ〜。(監禁されるのか!?)
頭がおかしい男
頭がおかしい男
実は今お金ないねん!明日お金ができるから、それまで待ってくれんか?お金用意できたら会社まで必ず払いに行く!
ヒロシ
ヒロシ
え?
頭がおかしい男
頭がおかしい男
俺の免許証も持っていっていいから!
ヒロシ
ヒロシ
免許証は預かれないんで、代わりに僕の会社の住所のメモ渡しとくんで、明日お支払いお願いします〜。(めんどくさい・・。はよかえりたい。。)
頭がおかしい男
頭がおかしい男
ニイちゃん恩にきるわ!明日必ず払いにいくから!
アザ女
アザ女
お兄さんありがとう。明日返しに行きます。
ヒロシ
ヒロシ
わっかりましたー!!じゃあ、また。(監禁されなくてよかった〜。)

結局お金を回収できずに、ホテルを後にした。

お金を回収できなかったより、ホテルから出てこれたことに安堵した。
そして車に乗った瞬間に、どっっと疲れがやってきた。
はよ帰って寝よう。

警察に電話すればよかったのだが、めんどくさかったので電話せずに会社へ帰った。


・・・2日後・・・

会社に出勤して事務所に確認した。

ヒロシ
ヒロシ
この間の業務の時に、未払いの人が居てたんですが、昨日支払いに来るって言ってたんですが誰か来ましたー?

事務所「誰も来てませんよ。」

(あー、自腹か・・・。)


・・・さらに1週間後・・・

仕事中にニュースアプリを見ていたら、こんな記事が。

農人橋にあるホテルから未払いの男女2人が逮捕

ヤツらだった。

最後に

自腹でショック受けてたけど、ニュースを見て歓喜したね!
お金は返ってこないけど。

警察に伝えてたら、どうにかなったかもしれないけど、何よりめんどくさかった。(笑)

怪しい人は乗せないのが一番だけど、乗せるまでわからんから難しい。

皆さんも怪しい人にはお気をつけて!

もちろんいくつかフィクションも混ぜてるけど、ほぼノンフィクションです。

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ヒロシ
ヒロシ
どーもっ!ヒロシです! ブログを書いてるうちに、文字を打つことに快楽を覚えるようになってしまった人間です。