僕がタクシーの仕事中、大阪難波で起きた体験談です。
今までで経験した中で、1番怖かった。。
あんな恐ろしい人達が世の中に居るんだ、と再認識できた出来事。
以前書いた体験談はこちら

難波を走っていたら、車を壊された話
忘れもしない去年の蒸し暑い、夏の日
僕は、朝の10時から営業していた。
お客さんを乗せて、目的地で降ろす。という作業を繰り返し、時計を見れば27時になっていた。
売上も7万円を突破し、最後に難波を流して終わるか〜と考えていた。
御堂筋から八幡筋に入る。そして堺筋(東)に向かって時速5kmぐらいで流す
しかし乗らない。まあそんな日もある。
堺筋から周防町に入り、西に向かってゆっくり流す
が、しかし乗らない。
次流して乗らなかったら帰るか〜、と考えていた。
もう一度、八幡筋に入ってゆっくり流し始める。
んん??
笠屋町筋辺りから異変を感じ始めた
全く動かないぞ。渋滞か?
停まっていると、前方から明らかに雰囲気がやばいヤツら“(見た目もやばい。ヤクザ的な意味)がゆっくり歩いてきていた。
その”やばいヤツら“の人数は5人、年齢は40歳前後の集団だ。
間違いなく、普通の世界で生きている人達ではない。
その中でも1人だけ、ずば抜けてやばい。
何がやばいって、停まってる車に”何か”をしながら歩いている・・・。
僕の前の車は、運転席側のドアをすごい殴られてる。
ガンッ!と音が響く
この音は確実に凹んだ音だ。
すぐにでも警察に通報したかったが、万が一のことを考えて、この場を切り抜けてから通報することにした。
そう、次は僕の番だ。まずは、ここを生きて帰れないと通報ができない。
難波の繁華街は一方通行の道で、前に車が居ると身動きが一切取れない。
まさに”袋の中の鼠“だ。
ただただ”やばいヤツら“を待つしかない・・・。
何をされるのか?そんな恐怖に怯えながら、”やばいヤツら“が何もしないことを祈っていた。
神のみぞ知る。いや、”やばいヤツらのみぞ知る“だ
そして、ついに”やばいヤツら“が僕の車の前にきてしまった
怖いので、急いで窓を閉めた
“やばいヤツら“の中の”一番やばいやヤツ“が窓越しに僕に向かってなんか叫んでいる。
見てない見てない。そして、開けるわけないやん・・・。
僕はその言葉を無視して、ひたすら真っ直ぐを見つめていた。
するとその”一番やばいやヤツ“が車のミラー部分を触り始めた
そいつはゆらゆらとミラーを揺らし始めた。
お、おい!!と僕は心の中で叫んだ。
ポキっ。ミラーはあっけなく逝った
僕が修理代払うのか?警察呼んだらいいのか?
ああ、そんなことより早くこの場から逃げ出したい。
車を壊したヤツとは別の、”やばいヤツら”の1人が僕の運転席の窓をノックした。
まじか、なんぼだろ・・・・3万か?5万か?10万か?
請求しすぎたら殺されるんじゃないか?3万は少なくて僕が負担することになるんじゃないか?
いろんな不安が頭をよぎった。
“まともなヤツ”はカバンから500万円はあるだろう札束を出し、その中から万札を5枚、運転席の窓から投げてくれた
僕は車内ですかさず拾う
これ以上請求したら殺されるんじゃないかと思って強くは言えない。
泣き寝入りにならないだけマシだ。
なにより生きて帰ることが一番だ!!
“やばいヤツ“はミラーを折ったあと、僕の車を何発か殴って後ろの車に向かっていった。
良かった、生きて帰れる。ホッとした。
八幡筋を抜けて、安全な場所に停まって車を確認した。
はぁ。。。ミラーが・・・。ミラーの元気がない・・・。
と、折れたミラーを優しく触っていた。
するとシュコッと音と共にミラーが元気に復活した
奇跡的に治った。。。!!
そう、僕はただ5万円を貰っただけの話であった。
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